男性の身体の話になると、
「テストステロン」
「睾丸」
「血流」
「勃起力」
こういった言葉に目が向きがちです。
もちろん、どれも大切です。
でも実は、そのもう少し奥で、男性の下半身を支えている筋肉があります。
それが、
骨盤底筋です。
名前は聞いたことがあっても、
「どこにあるの?」
「何をしている筋肉なの?」
「男性にもそんなに関係あるの?」
という方は多いと思います。
今回は、普段なかなか意識することのない「骨盤底筋」について、男性目線で少し掘り下げてみたいと思います。
骨盤底筋って、どこにある?
骨盤底筋は、その名前の通り、
骨盤のいちばん底を支えている筋肉の集まりです。
イメージとしては、骨盤の下側に張られたハンモックのようなもの。
前側の恥骨から、後ろ側の尾骨あたりまで広がり、膀胱や直腸などを下から支えています。
男性の場合は、陰嚢と肛門の間にある「会陰」と呼ばれる部分の、さらに奥側にあります。
外から見て、
「これが骨盤底筋です」
と分かる筋肉ではありません。
でも、感覚としては意外と分かりやすいんです。
例えば、
おしっこを途中で止めようとするとき。
あるいは、
おならを我慢するとき。
そのときに、肛門や尿道の周辺がキュッと締まります。
その動きに関わっている筋肉が骨盤底筋です。
なんで男性にそんなに大事なの?
骨盤底筋は、排尿や排便だけではなく、男性では勃起や射精にも関わっています。
つまり、
男らしさの土台は、睾丸だけじゃない。
ということです。
勃起というのは、血流だけで起こっているわけではありません。
もちろん血流は重要です。
でも、その状態を支える筋肉もある。
骨盤底筋は、陰茎の根元周辺の筋肉とも連動しながら、勃起の硬さや維持に関わっています。
だから、
「前より硬さが出にくい」
「途中で弱くなる」
「維持しにくい」
というときに、血流やホルモンだけでなく、
骨盤底筋の状態もひとつの視点になる
ということです。
ただし、鍛えれば鍛えるほどいいわけじゃない
ここが今回、ここがかなり大事です。
骨盤底筋というと、
「じゃあ鍛えればいいんですね」
となりがちです。
でも、実はそう単純でもありません。
弱っている人もいれば、
逆に、
普段からずっと力が入りっぱなしの人
もいます。
ずっとお腹に力が入っている。
お尻を締めている。
股関節が硬い。
内ももがガチガチ。
呼吸が浅い。
ストレスが強い。
こういう状態だと、骨盤底筋もずっと緊張していることがあります。
つまり、
弱いからダメ。
強ければ正解。
ではないんです。
必要なのは、
ちゃんと締められて、ちゃんと緩められること。
この両方です。
自宅でできる骨盤底筋トレーニング
まず一番わかりやすいのが、いわゆるケーゲル運動です。
やり方は簡単です。
おしっこを止めるような感覚で、骨盤底を軽くキュッと締める。
数秒キープする。
そして、ゆっくり緩める。
これを何回か繰り返します。
大事なのは、
締める時間と同じくらい、緩める時間も意識すること。
ずっと締めっぱなしではダメです。
あくまで、
締める。
緩める。
この切り替えです。
スクワットも相性はいい
骨盤底筋だけを直接狙うわけではありませんが、
スクワットも悪くありません。
お尻。
内もも。
体幹。
股関節。
こういった部分と骨盤底筋は、身体の動きの中で連動しています。
なので、
ケーゲル運動で骨盤底筋を意識して、
そのあとスクワットなどの全身運動につなげる。
この流れはかなりいいです。
ただ、
無理に重い重量を持つ必要はありません。
まずは、
自分の身体がどう動くのか。
どこに力が入るのか。
そこを感じる方が大事です。
じゃあ、どうやって緩めるの?
これも自宅でできます。
一番簡単なのは、
呼吸です。
仰向けでも座った状態でも大丈夫です。
ゆっくり息を吸う。
そのときに、お腹をふわっと膨らませる。
そして、
会陰部や肛門まわりも一緒に、
少し下へ広がるような感覚を持つ。
「おしっこやおならを我慢する」
ではなく、
その逆です。
力を抜く。
これを数回繰り返します。
普段、無意識にずっと締めている人ほど、
最初は「緩める感覚」がわかりづらいかもしれません。
でも、それで大丈夫です。
むしろ、
緩められないことに気づく
こと自体が大切です。
股関節や内ももも、意外と大事
骨盤底筋だけを単独で考えるより、
その周りも一緒に見る方が自然です。
たとえば、
股関節。
内もも。
お尻。
お腹。
鼠径部。
このあたりがガチガチだと、
骨盤まわり全体が動きにくくなります。
だから、
股関節を開くストレッチ。
チャイルドポーズ。
深呼吸。
軽いスクワット。
こういうものも相性がいいです。
ここで、ジャップカサイにつながってくる
玉ゆらでは、
ジャップカサイだからといって、いきなり睾丸だけを触るわけではありません。
全身をほぐす。
お腹をゆるめる。
鼠径部をほぐす。
股関節まわりの緊張をみる。
そして最後に、睾丸周辺へ入っていきます。
なぜそこまでやるのか。
それは、
男性機能は、睾丸だけで完結していないからです。
血流。
自律神経。
骨盤底筋。
股関節。
鼠径部。
お腹。
睡眠。
ストレス。
いろんなものがつながっています。
だからこそ、
「睾丸だけ揉めばいい」
という考え方では足りないと思っています。
自分では触りづらい場所がある
肩なら自分でも揉めます。
ふくらはぎも揉める。
お腹も、ある程度なら自分で触れます。
でも、
鼠径部や会陰周辺って、
意外と自分ではしっかりケアしづらい場所です。
そもそも、
普段そこを触ろうと思わない人の方が多いと思います。
だからこそ、
ジャップカサイには、
自分では触れづらい場所まで含めて、身体の状態を知る
という意味もあると思っています。
男らしさは、鍛えるだけじゃない
男性って、
「鍛える」
という言葉が好きですよね。
筋トレ。
スクワット。
腹筋。
ランニング。
もちろん、それも大事です。
でも、
ずっと力を入れ続けている身体に必要なのは、
もしかしたら、
さらに鍛えることではなく、いったん緩めること
かもしれません。
締める。
緩める。
動く。
休む。
この切り替えができる身体の方が、
結果的に強いと思います。
骨盤底筋を知ることは、自分の身体を知ること
骨盤底筋は、
普段見えません。
意識する機会もほとんどありません。
でも、
排尿。
排便。
勃起。
射精。
こういった男性のかなり大切な機能に関わっています。
だから、
「最近ちょっと硬さが弱い」
「中折れが増えた」
「下半身の調子が落ちた気がする」
そんなときに、
テストステロンや睾丸だけではなく、
骨盤底筋という視点も持ってみる。
それだけでも、
身体の見方はかなり変わると思います。
玉ゆらでは、
ジャップカサイを、
単に睾丸をマッサージする施術だとは考えていません。
身体を緩める。
自分の状態を知る。
一度リセットする。
その時間だと思っています。
そして、
その先に、
自分にとって一番調子のいい身体を見つけていく。
骨盤底筋も、そのための大切なヒントのひとつです。

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